家でしか働けない私がチャレンジした仕事たち

















家でしか働けない私がチャレンジした仕事たち

家でしか働けない私がチャレンジした仕事たち

体調の問題、人間関係、環境──理由は人それぞれだけれど、「外で働けない」という状況に立たされることは、思っていたよりもずっと現実的で、静かに苦しいものでした。

私もその一人でした。
SEでもない。特別なスキルがあるわけでもない。
でも、「働きたい」「自分の力でお金を生み出したい」という気持ちは、確かにありました。

在宅ワークが今ほどメジャーでなかった頃、会社に所属せず、家から収入を得るために試した仕事たち。その試行錯誤の軌跡を、少しだけ残しておきます。


目次

1. 最初に出会った「ポイントサイト」──1円の価値

スマホでポイントサイトを見る

最初にやったのは、よくあるポイントサイト。
広告クリック、アンケート、無料登録──1回あたり1〜10円。とてもじゃないけど「仕事」とは呼べない金額。

でも、“お金を生み出した”という感覚を持つには十分だった。

誰にも頼まれず、誰にも評価されなくても、「今日、私は1円生み出した」。
それは、社会との細い糸が1本だけ繋がったような感覚でした。


2. 手書き文字起こし・商品レビュー──スキルのない自分にできること

ノートとPCの写真

次に手を出したのは、クラウドワーク系の在宅案件

  • 手書きのスキャンを文章に直す
  • ECサイトで買った商品のレビューを書く
  • 決まったテーマで300文字のコラムを書く

1件あたり10円〜300円。時給換算したら……考えない方がいいくらい。

でも、「納期を守る」「ミスをしない」「継続を依頼される」──そういう小さな信頼の積み重ねが、自己肯定感を回復させてくれたのです。


3. 業務委託という働き方──「会社に所属しない」自由と孤独

在宅で業務委託をこなす風景

慣れてくると、「時給」や「シフト」ではなく、“業務委託”という働き方が見えてきました。

クライアントから「●●の調査記事を月10本書いてください」
「データ入力を週単位で納品してください」

最初は「請負契約?何それ?」という状態だったけれど、徐々に“自分で受けて、自分で管理して、自分で納品する”働き方が板についてきました。

責任は重い。サポートもない。でも、場所も時間も縛られない自由がそこにありました。


4. 「月収」や「時給」という概念を手放す

手帳にメモされた金額

会社で働くと、月給、時給、ボーナス──すべて「枠」の中で決められたお金が手に入ります。

でも、在宅ワークは違う。
「やった分だけ」もらえるけど、「やらなきゃゼロ」でもある。

最初の頃は「今月いくら稼げたか」ばかり気にしていたけれど、ある時からその尺度に疲れてしまって、「金額よりも継続できていること」に目を向けるようになりました。

1円でも、自分で稼げたら、それは「ゼロではない」。
それは、誰に何を言われても変わらない、私の中の真実でした。


5. 今、在宅で“働いている自分”を肯定できる

ノートPCと笑顔の人

振り返ってみると、無数のトライ&エラーの連続でした。

詐欺のような案件にも引っかかったし、「割に合わなすぎる」と思って辞めた仕事も山ほどある。

でも今、家の机で仕事をして、報酬が振り込まれて、「今日も働いた」と言える日々があります。

それは、会社に属していないし、時給でもないけれど、れっきとした“働く”ということなのだと、自信を持って言えるようになりました。


まとめ:在宅での「小さなチャレンジ」が、人生を動かしてきた

この記事のまとめ

  • 最初の仕事は、たった1円のポイントサイト
  • クラウドワークで少しずつ信頼と経験を重ねた
  • 業務委託という働き方で自由と責任を学んだ
  • 月収や時給にとらわれない価値を見つけた
  • 今、在宅でも“働く”と言える自分を肯定している

外で働けないから、何もできないわけじゃない。

スキルがないから、仕事ができないわけでもない。

在宅でも、「1円からでも、自分で生み出すこと」は可能です。

この記録が、誰かの最初の一歩を照らす、小さなヒントになれば嬉しいです。


抜け道レンジャー
生活の構造と制度のすきまに、よく落ちるタイプです。
国際結婚・離婚、シングルでの子育て・介護、在宅での働き方や制度との格闘など、
「どうしたらいいのか誰も教えてくれないこと」を経験から言語化しています。
専門家ではありませんが、支援窓口や手続きでつまずいた人の“翻訳者”のような立場で情報をまとめています。
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